春日部市議会議長コメントへの声明

井上英治議員の反対討論に対する議長コメントを受けた声明(春日部市議会)

2020年11月9日

レインボーさいたまの会

10月30日に、春日部市議会の佐藤一議長が、9月定例会本会議における井上英治議員の反対討論に関して、10月30日に同議会ホームページに掲載したコメントでは、当団体の抗議声明や市民の声に応じて、市議会として「差別のない人権を尊重する市政の実現に引き続き努める」としており、これについて一定の評価をしたい。

しかし、私たちが10月27日発の抗議声明にて要望したのは、井上議員に対する発言の撤回である。議会閉会後に規則上で発言の撤回は不可能であるのであれば、井上議員は反省や謝罪の意を公に表するべきである。また議会としては、井上議員に対して議会規則の許す範囲で最大限に規範を示す行動を取っていただきたい。なぜなら、この問題は「発言により不快な思い」といった感情問題に還元すべきでない、より根本的な「原則」に関わるものだからである。

ここで言う「原則」とは、既に1997年に東京高裁が府中青年の家訴訟の判決でも確認されている。判決文には「行政当局としては、その職務を行うについて、少数者である同性愛者をも視野に入れた、肌理(きめ)の細かな配慮が必要であり、同性愛者の権利、利益を十分に擁護することが要請されているものというべきであって、無関心であったり知識がないということは公権力の行使に当たる者として許されない」と記されている。

よって、私たちは、井上議員が反省や謝罪の意思を、公に示す必要があると考えており、春日部議会にも最大限の努力をするべきであると主張したい。

以上